2011年7月23日土曜日

ケアンズ日帰り写真撮影ツアー


写真撮影目的のお二人。撮りあえず、何でもいいので、派手で近い鳥を。とのご希望。



ということで、熱帯雨林は切り上げて乾燥地帯での探鳥を中心に。
今はクレナイミツスイやヤドリギハナドリも活発です。


カッコウ類も活発なので、テリカッコウなどもよく見られます。
これはウチワヒメカッコウ。


レモンオリーブヒタキ


コセイガイインコ
コセイガイインコだけで100位いました。


前回もそうでしたが、クサインコが活発です。
ホオアオサメクサインコ

シダムシクイは狙うつもりではなかったのですが、すぐ近くでひたすら鳴いていたので。

お客さんの撮った写真は、お客様のサイト
http://www.fenlandbirds.com
で公開される予定です。
案内は1日でしたが、オーストラリア滞在1ヶ月で5万枚撮っているらしいのでいつ整理が終わるのやら。


ケアンズ周辺2日間写真撮影ツアー報告


予めいただいたリストを元に必要な鳥を拾ってまわる感じで。
カモノハシを撮りに行ってからアサートン高原を回りました。


要望にあったコシアカショウビン。
今年は順調に入って来ているようです。



昨年少なかったチャイロハヤブサも例年並に。


オナガバト。
ハトも最近活発です。



シロガシラカラスバト

撮るのは難しいですがカミカザリバトもあちこちででています。



道中見かけたフクロネコ。報告済み。
この日はロードキルがやたら多くて、フクロモモンガやハリモグラ、カンガルー4種、ポッサム2種など。


フクロウはメンフクロウだけでしたが、近くで羽繕いなどしてました。


リュウキュウツチトリモチ
花盛りです。

キバシヘラサギとか、見つからなかったものもありますが、満足いただいたようです。








2011年7月15日金曜日

レイクフィールド国立公園2泊3日ツアー 2011年7月


ケアンズ発2泊3日で、アカオオタカとキビタイヒスイインコを狙いにいくというツアーでした。参加者はお一人。代金は1900ドルほど。
ヨーク岬半島ツアーから戻って翌日の出発ということで、ある意味下見はばっちり。

ヨーク岬半島ツアー報告 2011年6月

ケアンズからヨーク岬半島突端まで2週間のツアーでした。
参加者は7名。人数が多いので代金も一人1600ドル+食費といったところでした。
ニュージーランドからの研究者グループ。
全員ドクターということで、カカポの保護やらチャタム島での調査、ロードハウ島ネズミ駆除など、むしろこちらがいろいろ聞きたい体験ばかり。

ケアンズから車で北上なので、当然、キビタイヒスイインコとアカオオタカには立ち寄ります。この時期は道も荒れておらず快適です。




キビタイヒスイインコは今年順調なようです。数も多いです。絶対数は少ないんでしょうけど…。

アカオオタカも順調に繁殖に入ってくれそうです。
道中シラガトビなどやクロムネトビなども。

ミナミアオバズクも今年もヒナが巣立ったようです。


レイクフィールド国立公園は閉鎖されていましたが、いつ開くのか問い合わせたところ、「あー、入っていいよ。」とのこと。
さすがオーストラリア。



すごいところにセイタカコウの巣ができてる。






このあたりで押さえておくのはキンセイチョウとセグロモズガラス、ミツスイ類ですね。



レイクフィールド国立公園の後はアイアンレンジ国立公園を目指します。
道中爬虫類もよく姿を見せます。今回はオオトカゲ類が少なかったですが、寒さの影響でしょうか。 ズグロパイソンやアメジストパイソンなんかは結構いました。



宿のベランダからの景色


宿の敷地には
ハイイロオオタカがいたり、

キバラタイヨウチョウがいたり、


ベニビタイヒメアオバトがうるさいくらいだったり、


イチジクインコが来たりと、素敵な場所です。
各種ミツスイ類も賑やかでした。

宿の中にも
クツワアメガエルがいたりします。

アイアンレンジでの目玉といえば、ヤシオウムとオオハナインコです。


オオハナインコは道を歩いていると、見えるところに巣があったりするのですが、ストレスをかけたくないという参加者の意向で、なるべく巣の近くによらない方向で探鳥。


ヤシオウム


ヒメヤブムシクイは足環つきの個体が。
他にもちらほらカラーリングつきのカオジロキアシヒタキとかもいました。


アンテキヌス。


ハイイロクスクス。

エメラルドパイソンもいましたが、残念ながら写真はとれず。

キバシショウビン、チャバラニワシドリ、ケープヨークエリマキヒタキ、キアシオリーブヒタキ、チャムネミツスイ、メジロミツスイ、アカガオインコ、キタメグロヤブコマなどここで見ておく鳥は一通り観察。
あまり花が咲いていなかったので、キミミオリーブミツスイはあえて探さず。
なぜなら北上するとたくさんいるから。

ということで、さらに北を目指します。


アリ塚もでかくなります。
意外なことに気温はあまり上がらず。むしろ朝なんかは肌寒いくらいでした。

北端部の熱帯雨林。


オーストラリア大陸北端です。という看板がたっています。
基本的な鳥相はアイアンレンジと同じですが、ヤシオウムが公園にいたりします。

アイアンレンジで取りこぼしていたキミミオリーブミツスイやらヤイロチョウなどを探し、後は世界大戦にまつわる史跡を巡ったりしました。
ウツボカズラの自生地としても有名です。ランも多いです。参加者のうち4名はむしろ植物屋さんなので、その辺も面白かったようです。

今は道もずいぶん整備されているので、突端まで普通に車で行けるようになりました。
ツアーのバスなんかも毎日走っているようです。