2011年4月3日日曜日

オーストラリア東海岸縦断30日間バードウォッチングツアー報告/ラミントン国立公園編 2009/8/17-9/16

オーストラリア東海岸の探鳥地を巡りながら30日間のバードウォッチング。30日という期間があっても主だった探鳥地を回るので精一杯。オーストラリアの広さを実感しました。

-ラミントン国立公園-
さて休む間もなく、ラミントン国立公園に。ここは有名なオライリーズに2泊3日の予定。

1日目。ブリズベン空港から直接いくと2時間くらいでつくけど、今回は午前中他の探鳥地を経由。 最近よくヨシゴイが出てると聞いていたんだけど、見つからず。 ネッタイバンが取っ組み合いのケンカをしてた。 額版はちゃんとケンカに役立っているのか。

さてそんなこんなでオライリーズ到着。 ここは写真を撮る人にはとても良い場所で、ロッジの周りで主だった鳥がずーっと見られる。 アカクサインコ、キンショウジョウインコは餌付けコーナーの周りにとにかくたくさん。だたし人も多くて日中はかなり騒がしいです。夕方になって、日帰りの観光客がいなくなると、とたんに静かになります。 そうするといろいろな鳥が開けたところに出てくるのですが、 今回はアルバートコトドリが、ひょこひょこと。 のんびり30分くらいエサを探してた。

夕食の後はロッジ主催のスポットライトに参加。 別に自分でやっても良かったのですが、まあ、お客さんが行ってみたいというし、僕も楽できるかと思ったんだけど…。

このスポットライトがすごかった。 参加者は10人くらい。ふつうに始まったんだけど、ガイドがひたすらしゃべってる。変なジョークとかばっかり。あれで動物さがせるのかなぁと思っていたら、ほとんど動物を探さない。植物の話だけ。それも相当怪しい。というか明らかに間違ったインフォメーションばかり。「えー!」とか「へー!」とか言われたいだけの、昔のどこぞのツアーのようなガイディング。

うちのお客さんはさすがに開始早々気づいてたけど、他の客さんはふむふむと聞いてる。そりゃあ、熱帯雨林の知識を事前に持って参加してる人はあまりいないだろう。でも熱帯雨林の表土が15mとか言われても不思議に思わないもんなのかなぁ?岩も根っこもごろごろ見えてるじゃん。 結局なぜ、夜歩かなきゃいけないのかわからないまま一回りして宿へ。 途中何回か、木の上でがさがさ音がしてたけど、全部スルー。 宿の池でカエルが鳴いていたので、
ガイド「このカエルはよく葉っぱの上にいるんだよ。」
客「どんなカエル?」
ガイド「知らないよ、見たこと無いもん。」
…おい。 その後、ひらけたところで星の話に。ここまでも突っ込みどころ満載だったのだけど、「これが蠍座、こっちがオリオン。」と言い出したので思わず吹いた。最近は蠍座とオリオンが仲良く並んであがるんだ。いつの間に和解したんだろう。「じゃあ、南の見つけ方をおしえてあげよう。えーと、南十字が、あれ?これかな?曇っててよくわからないなぁ、ああ、これだ、これだ、間違いない。」
…どう見てもニセ十字です。
さすがにもういいよ。ということで、宿に戻りました。もちろんまともなガイドも、いやかなりすごいガイドもいるんですが、今はそうでないガイドも多いようです。利用される際は気をつけて。

2日目は朝から宿周辺で探鳥。キャノピーウォークの方は道も平坦で簡単です。 早朝はキノドヤブムシクイ、マミジロヤブムシクイ、ハシリチメドリなんかも見やすいです。 ちなみにウォンガバト、ハシリチメドリはトレイルを歩くとそこら中にいます。


朝食後はちょっと離れた短いトレイルを歩く。 宿から近いものではモーロンフォールズとパイソンロック。 景色を見るんだったらモーロンフォールズからウィッシングツリーまわりで戻るのがおすすめ。でも結構アップダウンがあります。鳥だったらパイソンロックが平坦でいいでしょう。

ちなみにここの目玉のクサムラドリは見にくいことでも有名で、それでも以前はトレイルの近くにいたのですが、みんながテープを流すので、「ここのオスには勝てない…」と勘違いした彼が森の奥の方に縄張りを移してさらに見にくくなったとかなんとか。 まあ、どちらにしろ結構歩かないとだめな場所だし、今回は延々歩くつもりは無いというお客さんなのでそういうのはパスの方向で。

午前中いっぱいトレイルを歩き、午後は宿の周りで写真撮影。 夕方になるとアカクビヤブワラビーも出てきます。夜はミナミアオバズクとオーストラリアズクヨタカが鳴いてた。 カザリガマグチヨタカもいるはずだけど声は聞かなかった。

3日目は午前中オライリーズで過ごしてからブリズベンへ。 さて、次はタスマニアだ。

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